のんびり日記

リターンライダーが大型バイクに悪戦苦闘しています

CB650R インプレ

最初の印象はだんだん薄れていくので

ここで記録しておきたいと思います

f:id:kskkh:20210907181233j:image

まず、またがってみて

はじめに驚いたのは

「前に何もない!」ということ

メーターも小ぶりでシンプル

だからハンドルから前が何もないように見えます

これは慣れるまで、前傾でつんのめる感じで

けっこう不安な感じでした

 

エンジン始動

イグニッション鍵穴の周りが盛り上がっているので

キーホルダーに家の鍵やらエネキーやらつけてると

引っかかって回りません

 

アイドリング音はけっこう大きな音です

低音が響く感じで

これぞ「大型バイクの音」という感じです

乗ってる方はテンション上がりますが

早朝など近所迷惑になってないか

かなり気になります

 

で、

いよいよ発進

 

発進して「?」

「あれ?加速感がない」

 

教習車のNC750はちょっとアクセルを開けると

「ドドド・・」という感じで

豊かなトルク感とともに

トトトトーン、と加速してくれたのですが

 

「これは期待はずれ?」

とりあえず思ってたのとちがいました

少しアクセルを開けたら

身体がもっていかれる加速感と思っていたのです

 

なにしろ試乗というものをしていませんから

「大型バイク」といえばNC750みたいなものと

信じ込んでました

 

ホンダドリームからの帰り道

「うーん、これは違うかも」

と思いながら帰りました

 

ただ、その感想は

次々と覆されていきます

 

まず、加速ですが

どこまでも加速します

予想以上の加速はしませんが

予想以下の加速もしません

いつでも回した分だけ

こちらが欲しい速度をくれる感じです

しかも、そこで気づいたことは

その感想はすべて4000回転以下での話だということ

タコメーターではレッドは10000回転の遥か上

5000回転からはすごく荒々しい音に変わり

ビビって回せません

この先もおそらく回すことはないでしょう

 

低速では

2000回転も回っていれば

スムーズに回って加速していきます

 

でも、バイクからはいつも

「まだまだ、こんなもんじゃないですよ」という

そんな「余裕」のコメントが聞こえてくる感じです

 

これが2気筒と4気筒の違いか、と

自分なりに理解しました

 

4気筒、なかなかいいです

なかなか本領発揮までいきませんが

3000回転付近の本当になめらかな

回転のフィーリングは、もう「快感」です

f:id:kskkh:20210907181349j:image

大型に乗って

エンジンをあまり回さなくなりましたし

とばすことも少なくなりました

 

用途は通勤とツーリングですから

 

余裕の走りが気持ちいいのて

それで全然okです

 

 

ただ時々気持ちよく走っていると

えげつないスピードが

出てしまっていることがあります

 

これだけは気をつけないといけませんね

大型あるあるです

 

ギアのフィーリングはまずまずですが

1速から2速への変速時によくトラブります

ニュートラルに入ってしまい

恥ずかしい音を立ててしまったことが

何回かあります

これはこっちの問題でしょう

 

あとは普段はさっさとトップギアまで入れて

のんびり走ることが多いです

 

ブレーキはレブル同様素晴らしいものです

リアはもう少し効いてもいいかな、と思うくらい

マイルドですが

これも本気出したら凄いという

雰囲気をまとっています

 

高速は安定しています

80から90キロ巡航は快適そのものです

 

ワインディングも得意です

コーナーの出口を見るだけで

バイクが勝手にそこにいきますから

何もやることありません

それ以上のレベルになると

面白そうなのは理解しますが

そこまで行こうとも思わないです

 

安全に余裕持って楽しんで乗るのが

いい感じです

 

 

 

 

 

さようならレブル250

レブル250の人気が凄まじいらしいです

コロナでタイの工場が止まったり

流通網が遮断されたりと

バイクが入ってこないこともあり

中古車が大人気です

そんなわけで

今、レブルは新車より中古車の方が高いです

 

そんな中、早い段階から

レブルの売却に動き出しましたが

 

先に挙げた理由から

ホンダドリームの下取りは

「今の状況では買取業者とは相手にならない」

とのことで、

 

近所のバイク買取店をこまめにまわりました

 

さて、そこでこちらの買取目標額を考えました

 

7月はじめにちょっと話しした店では

「40万はかたい」とのことを聞いていましたので

目標は45万円と設定しました

 

でも、実際にまわってみると40万越えが

なかなか出てこない

だいたい30万後半です

ひどい店では25万円スタートとか言われました

 

まあ、普通のバイクならかなりの買取額ですが

そこはレブル250ですから

 

ただ

いずれも2万キロ弱の走行距離が

大きなネックになってるようです

たしかにネットなどで中古車情報をみても

2万キロ乗ってる物件がほとんど見当たらない

 

それくらい乗るでしょ、と思うのですが

逆に

走行2千キロとか3千キロとかで

バイク手放すってあまり想像できません

 

そんなこんなで

こちらも少し弱気になってしまったので

最終的には41万円で売却しました

 

お別れして、家までバスで帰ります

かなり寂しい気持ちになるとともに

今まで故障もせず

楽しく走り続けてくれたことに

感謝しました

ありがとうございました

f:id:kskkh:20210902182236j:image

後日、その店の前を通りかかると

「67万円」(笑)で売り出されてました

 

売れるわけないと思いますが・・

売れるんでしょうか?

 

 

大型バイク選び2

さて、大型バイクに乗ると決めたのですが

自分の若い頃と

大型バイク事情が大きく変わっていることに

大変驚きました

 

自分にとって大型バイク=ナナハン

つまり750cc

 

なのにどのメーカーからも

750ccのバイクがほとんど発売されていない!

 

で、大きく分けると650ccの

いわゆるミドルクラスと

900cc以上の、まあ、モンスターサイズになるんだ

ということがだいたいわかってきました

 

そうなると通勤にも使いたいということで

おのずと候補はミドルクラスへ

そこで候補に上がったのは

 

ホンダ CB650R

ヤマハ XSR700

スズキ SV650

カワサキ ニンジャ650

 

この時点ではホンダとカワサキの2択状態

 

XSRはシート高が高すぎる

SVは玄人好みすぎて落選

 

せっかく大型に乗るなら

もうちょっと「華」があるバイクがいいなと

 

ニンジャ650は黄緑色のワークスカラー

さすがに恥ずかしいと思っていたら

黒と赤の渋いカラーが出てきて一目惚れ

2気筒のエンジンの感じも教習車で

とってもいい印象でした

 

そしてCB650R

なんといっても4気筒

若い頃からの憧れのインラインフォー

しかも250や400ではなく

堂々650ccの直列4気筒

 

かなりの期間悩みました

 

しかも、まだ免許がないから試乗もできない(笑)

「いやそれなら免許とってからじっくり決めればいいじゃないか」となりそうですが

 

もう止まりません(笑)

 

この試乗もせずに

ネットや雑誌のレビューや画像だけを手掛かりに

大型バイクを選ぶという

どこか大博打のような買い物の形態に

めちゃくちゃテンションが上がってしまい

 

免許を取ったら

すぐに乗りたい大型バイク

 

というノリになってしまいました

 

教習車のNC750しか乗ったことがないのに

いきなり試乗すらしたことのないバイクに乗る

 

なんてスリリングなんでしょうか

 

というわけで選んだのは

f:id:kskkh:20210831210128j:image

 

CB650Rでした

 

最後は

やっぱり憧れの4気筒に乗ってみたい

という単純な理由です

 

それとデザインですね

リアフェンダーのギザギザ感は

ちょっと好みではなかったです

あと、

レブルと同じく

色がついているのはタンクだけ

というのが自分の好みなので

フロントフェンダーのタンク同色化も

余計なお世話でした

あとフロントフォークのゴールドも

あんまり好きではない(笑)

 

気に入らないとこだらけ?(笑)

でも、

その他はいいデザインだと思います

 

 

 

 

大型バイク選び

なぜ自分が大型バイクに乗りたい

と思うようになったかを順を追って振り返ります

 

まずはレブル250に飽きてしまったということです

2万キロ弱で飽きてしまったのは

ちょっと早いかと思いますが

それくらいレブル君は乗りやすすぎたと言えます

 

デザインはまったく飽きてません

本当に素晴らしいデザインです

燃費もいいじ故障もしない

そこそこ走るし

 

愛着もあります

 

ただ、やっぱり自分としては

乗りやすいアメリカンよりも

またがった感のあるヨーロピアン(古い?)が

バイクに乗ってる!という実感が得られるように感じました

 

また、実は

私はこの素晴らしいバイクに

2年半乗って、点検に一度も連れて行ってない

 

そこで考えました

 

「250ccは車検がないけれど、やはり点検しないと不安だ。それならば強制的に車検という点検が課せられる400ccでもいいのではないか?」

「車検という制度を前向きにとらえよう!」

 

そこで興味を引いたのは

カワサキ ニンジャ400

価格も安く、250の車体に400のエンジン

しかもマイチェンでカウルの形もいい感じ

これは試乗に行かなければ!

ということで試乗に行ったら

「今はありません」とのこと

がっかりしてたら店の一角にニンジャ650が・・

これがまたカッコイイ!

 

そこでまたまた考えました

 

「そうか、どうせ車検覚悟で400にのるなんて考えなら、大型免許さえあれば選択肢は大きく広がるじゃないか」

そうなったら

今まで憧れでしかなかったカタナやCB750Fも

(例えが古くて申し訳ない)

全て選択肢に入ってくると考えると

もうワクワクが止まりません

 

その時点で心はすでに大型バイクへ

 

次号へ続く

 

 

 

 

卒業検定

その日は朝早くに目が覚めました

 

まず、朝起きて初めに出てきた感情は

「なんでこんなこと始めてしまったんだろう?」

 

たしかに乗りたいバイクはあるし

そのために免許も欲しい

 

でも、この押しつぶされそうな

最悪の緊張感

「もう逃げ出したい!」

自分から始めたくせに

ひどい言い草です

 

とりあえず家にいても悶々とするだけなので

迷惑のかからない河原に行って

そこでレブルで練習します

 

そうこうしている間に

集合時間です

 

まずは教習所内の一室に集められます

小型も普通も大型もATも

二輪の検定受験者は全員です

めちゃくちゃ多くてびっくりしました

そこで全般的な注意を確認します

そしてコースの発表

というか

部屋に入った時から黒板に書いてありました

 

自分の走るのは「2コース」です

 

え?

 

思ってたのと違う

 

教習では「1コース」しか走ってません

だからきっと本番でも

「1コース」を走らせてもらえるだろう

なんて思っていたら大間違い

 

でも、布団と教室を何百回も回ったので

コースは覚えていました

 

緊張感からか

本番ではコースを間違える人が続出してましたから

念入りに布団の上を回っておいてよかったです

 

検定はいくつかのグループに分かれて

その中で検定の順番が決められます

 

自分は4番でした

待ち時間は1時間以上あります

その間は喫茶室でゆっくりしていればいいのですが

自分はそんなにキモがすわった人ではありません

コースの横にいってイメトレ

コース表を見てイメトレ

とにかくハンパなく襲ってくる重圧を

どのようにやり過ごすか

この1時間ちょっとが本当に長かったです

 

「2番が良かったなあ」なんてブツブツいいながら

いよいよ前の方がスタンバイ

自分もプロテクターをつけて

直前の待機所に入ります

そこからはコース全体が見渡せるので

他の検定車の動きもよく見えます

 

「自分もこんなふうに見られるのかな」

なんて思いながら緊張感はMAXへ

 

いよいよ呼び出しがかかります

 

スタートです

 

最初の確認などはマニュアルどおりに無事通過

バイクが動いてませんからまだ大丈夫です

いよいよスタートです

走り出してギアチェンジ

クラッチ、ブレーキなどが

とても状態の良い操作感だったので

ちょっと安心

しかし緊張感はMAXのままです

 

なんとか冷静に、落ち着いて、と思い

次やることをブツブツ呟きながら

 

「たのむよ、がんばってくれよ」と

バイクに話しかけながら

 

なんとか心を落ち着けようと必死です

 

検定は坂道発進、障害物、クランクと進みます

波状路5秒以上はおそらくクリア

つづくスラローム、入りが遅い

おそらく7秒はきれなかったと思います

そして最後の難関一本橋

とにかく落ちると終わりなので

渡りきることを最優先

最大スピードでスタートして後半稼ぐプランで

手応えあり(最速の)

 

最後は急制動、止まるのは得意です(笑)

この時の開放感といったら最高でした

 

結果は合格でした

一本橋、7秒台でしたからギリギリです」と

検定員の方に言われてビビりました

本当に最速の記録を本番で出しました(恥)

 

というわけで

検定が昼で終わったので

そのまま免許試験場に移動して免許更新手続き

 

晴れて大型二輪の免許取得に成功しました

 

終わってみれば

全て予定どおりストレートでいけましたが

 

あんなに緊張したのは何十年ぶりでしょうか?

我が子の結婚式のスピーチより緊張しました

 

良い経験ができました

(落ちてたら毒吐いてたと思います)

 

そして

NC750が好きになりました(笑)

普通二輪のCB400sfにも乗らせていただきましたが

確実にNC750の方が乗りやすかったです

 

 

 

大型二輪免許に挑戦3

さて、第二段階です

第二段階は7時間

急制動波状路が課題にプラスされ

いよいよ卒業検定に向けての

コースを交通法規にそって走る練習が始まります

 

難関は2つ

ひとつめは

AT教習、いわゆるオートマ車に乗る練習です

用意されたのは400ccのいわゆるビッグスクーター

あんなに重く(250キロオーバー)

そしてあんなに乗りにくい乗り物だとは

思いませんでした

半クラッチが使えない中でのコントロール

四苦八苦

一本橋なんて成功率半分以下

おかげでここまで馴染んできたNC750の感覚も

一旦リセット(泣)

 

それに加えてあと1時間

室内でシュミレーターの教習があるものだから

実車に乗れるのは5時間

 

それだけの練習で

卒業検定に合格するだけの技量を

身につけなければならないと考えると

なかなか余裕がありません

 

そしてふたつめの最大の難関は

コースを覚えられるか?という問題

卒業検定のコースは2つあって

どちらのコースを走るかは

当日の検定1時間前に伝えられますから

両方のコースを覚えなくてはいけません

 

歳のせいか、なかなか覚えるのに

時間がかかります

でも、生まれつきビビりなので

必死で覚えました

 

教員免許更新の試験でも

めちゃくちゃビビって勉強しました

結果、試験当日は

緊張感を楽しんでのぞめました

 

というわけでコースも必死で予習します

家にいる時は布団をコース全体に見立てて

その上をぐるぐるぐるぐるまわります

 

当然

「確認」「合図」「寄せる」「合図消す」

フットブレーキ」などなどの独り言を

ブツブツつぶやきながら

布団の上をうろうろうろうろ回ってるものだから

知らない人が見たら

ほぼ、「通報」の案件です

さぞかし気持ち悪い景色だったと思われます

 

学校では部活の時間を使って

教室の隅っこをぐるぐるぐるぐる回ります

これも100周は回りましたから

生徒もいい迷惑だったことでしょう

 

さあ、いよいよ卒業検定です

 

 

 

大型二輪免許に挑戦2

自分は普通二輪免許は持ってましたから

大型二輪は12時間の技能教習でokです

 

第一段階が5時間

ここでは基本的なバイクの扱い方を習います

普段からレブル250に乗ってましたから

ギヤチェンジやクラッチの使い方などは

教習車の方がラクなくらいでしたから

問題はありませんでした

 

 

問題は「スラローム」と「一本橋」でした

f:id:kskkh:20210812212954p:image

これがスラローム

このクネクネを7秒以内で通り抜けます

で、

f:id:kskkh:20210812213133j:image

これが一本橋

この上を10秒以上かけて落ちないで通り抜けます

 

いや、無理だろ

 

歳のせいにはしたくありませんが

そんなのバイク乗ってなくても

できるかどうかわかりません(笑)

 

で、

これらの課題は

なかなかタイムがクリアできません

また、一本橋は何回か転落

卒業検定では脱輪、即不合格ですから

「落ちたらどうしよう」

という不安が大きくなるばかり

 

しかも、自分の通っていた教習所は

かなり満杯で、なかなか自分の弱点を

集中的に練習できる環境ではなかったので

レブル250で山奥に入っていって自主練してました

 

その甲斐あって

第一段階の「みきわめ」をなんとかパス

第二段階に進むことができました

 

しかし、第二段階では更なる試練が・・

 

つづく